2008年10月26日日曜日

『天国と地獄』で天国と地獄

よくある話だが、あまり名作と呼ばれすぎていて
観たことない映画というのは存在する。
よく観る「こだま」の中の名シーンだけで
観ているような気になっていたのだが
この間BSで観て驚いた。

その地獄とは、後半に、いきなり
B級東宝映画のようになってしまう
ところがあること。冗長な酒場のシーンや
シャブ中のたむろする横丁のシーン!
ほとんどカットしても物語はつながるし
惜しい!これは惜しい!
黒澤明さんが、バリバリの時期でも
こうゆうことがあるのだと思って
びっくり!これ地獄!

そして天国は・・・
ズラリ名優の姿が見られること
まず伊藤雄之助さん!
この人の映画を小さいときに観て
僕のジサマコンプレックスの起源
になったものと思われる、重要な人物だ。
この流れは、森毅先生につながる。
他にも、西村晃さんや、名前は覚えてないが
いやあ、こうゆう俳優さんいたなあ
という人たちズラリ!
うんと長い間ほかっておいて、
十分熟成させてから観るっていうのも
既成のイメージが消えてるから
素で観られておもしろいもんだなと
初めて知った。
改めて言うまでもないが、山崎努さん。
若い時が圧倒的に素晴らしいね。
誘拐されなかった方の子役の江木俊夫と
タメだから、変な感じだ。

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